0.はじめに
グルジア語の動詞は1類から4類までの4グループに分類されます(☞「動詞, 概要」)。したがって、4類動詞が最後の活用グループになります。
4類動詞は感情や知覚を表すものが中心です。主に動作や変化を示す1〜3類とは、文法的な傾向が少し違います。このグループには重要な動詞がけっこうありますが、数は限られているので、その都度、覚えていけばいいように思います。
4類動詞と格
「私には弟が2人いる」などという場合、英語だと
I have two brothers. のように「私」を主語にした所有表現を使います。グルジア語はどちらかといえば日本語の言い方に近く
、「私のもとには弟が2人いる」というふうな言い方をします。この「私のもとに」という要素は
間接目的語で表します。
感情表現では、英語がたとえば I want a tablet.という構文をとるのに対し、グルジア語では「私はタブレット端末がほしい」に近い表現になります。この場合も、感情をもっている人(この文では「私」)は間接目的語で表します。
また感覚表現の場合、ドイツ語で「寒い」というときに、「私」を間接目的語にして「私にとって寒い」(Mir is kalt.)という言い方があります。
グルジア語の4類動詞はまさに上のような構造を取り、
感情や知覚の受け手(「私」など)=
動詞の間接目的語(
誰々にとって)
感覚をもたらす源泉=
主語
となります。
グルジア語では文中の語句の役割(主語や目的語など)と格との関係は必ずしも一対一ではありませんが、4類動詞は(幸いなことに!)間接目的語が与格、主語が主格と決まっています。
したがって、4類動詞の格は次のようになります。
〈4類動詞の格〉
感情などの受け手(たとえば「私」)=間接目的語=与格
感情などの源泉(たとえば「ほしい物」)=主語=主格
注:身体の状態(眠っている、お腹がすいた、など)を言うときは主語(主格)はありません。状態の主(「私」など)が目的語(与格)で示されるだけです。
1.4類動詞の現在形
1. 1 感受者:私とあなた
感情や知覚の受け手が与格、それをもたらす源泉が主格、ということを上で見ました。それではいよいよ現在形の変化、と行きたいところですが、そう簡単にいかないのがグルジア語です。
上で書いたように、4類動詞は感受者としての間接目的語を必ず伴うため、動詞には間接目的語の人称を示す目的語マーカー(目的語接辞)が付きます。さらに、主語の人称に応じて語尾や接辞が付きます。
〔学習見出し形〕
入門書の語彙欄などに書かれる4類動詞の形(学習見出し形)は、エクスプレスとAronsonで少し違っています。考え方の違いのようです。
いずれも現在形で、主語、すなわち感情や知覚の源泉は3人称単数ですが、間接目的語がエクスプレスでは3人称単数、Aronsonでは「私」(1人称単数)になっています。
学習見出し形:
エクスプレス——主語 3人称単数 間接目的語 3人称単数
Aronson——主語 3人称単数 間接目的語 1人称単数
それは私において〜である
(間=1人称単数、主=3人称単数)
感情や知覚の表現は、何といっても「私」に関する話が多いはずです。そして感情や知覚の源泉はたいてい3人称単数でしょう。そこで、「それは私において〜だ」の形を最初に見ることにします。
* 間接目的語に対してここでは「〜において」「〜にとって」などの訳を当てていますが、あくまで便宜的なものにすぎず、実際の日本語は状況に合わせて変わります。
* 3人称の主語が
無生物のとき:複数でも単数形を使います。詳しくは ☞
こちら
〔3人称複数形〕
3人称の主語が無生物の場合は、主語が複数であっても3人称単数形を使うのが普通です。3人称複数の形を使うのは、主語が複数の人や動物(有生物)の場合です。
〈参考〉☞ エクスプレス p.32, 2項/Aronson p.89
|
〈3人称単数〉は私において〜だ
・間接目的語=1人称単数
・主語=3人称単数
— 説 明 —
グルジア語の□と英字転写の[ ]は
語幹を表します。
語頭の
მ (
m) が、感受者である「私」を示す
目的語マーカーです。
活用語尾の「
ს (
s)」または「
ა (
a)」は、主語が3人称単数であることを示します。どちらの活用語尾を使うかは動詞ごとに決まっています。
▸ 語幹については後述します。
▸ 目的語マーカーは動詞の一部です。これ以外に、「私」の与格の人称代名詞 მე (me)(英語でいえば me)を付けることも可能です。省略もできます。
〈例〉私はこの本がほしい
ეს წიგნი მ-ი-ნდ-ა
es TS'ign-i m-i-nd-a.
※ es TS'ign-i:この本, 主格
※ m-i-nd-a:私は(3人称)がほしい
☞ エクスプレス p.109
▸ 日本語の係助詞「は」は主題を提示する助詞ですから、グルジア語の間接目的語(〜において)とうまく対応しているように思います。
▸ 語順はニュアンスによって変わるので、語順については参考程度にご覧ください。
それはあなたにおいて〜である
(間=2人称複数、主=3人称単数)
「私」の形を見たところで、次に「あなた」の場合を見ることにします。感情や知覚の表現はおそらく「私」と「あなた」のケースが大半ではないかと思います。「あなた」は例によって2人称複数形(丁寧形)とします。
〈3人称単数〉はあなたにおいて〜だ
・間接目的語=2人称複数
・主語=3人称単数
▸ ø の記号はその要素がないことを表します。
— 説 明 —
グルジア語の□と英字転写の[ ]は
語幹を表します。
動詞の前後に付く
გ …
თ (
g …
t) が、感受者である「あなた」を示す
目的語マーカーです。
3人称単数の主語を示すのは、
▸ 無語尾:「私」のときに
ს の語尾が付く動詞
→ 本来なら ს が付くが、後ろに თ が続くとそちらが優先されて ს が消える。
(下記「マーカーの競合」を参照)
または
▸「
ა (
a)」の活用語尾です。
▸ 語幹については後述します。
▸ 目的語マーカーは動詞の一部です。これ以外に、「あなた」の与格の人称代名詞 თქვენ (tkven) を付けることも可能です。省略もできます。
〈例〉あなたにはいい辞書がある(あなたはいい辞書をもっている)
კარგი ლექსიკონი გ-აქვ-თ
k'arg-i leksik'on-i g-akv-t.
※ k'arg-i leksik'on-i :いい辞書, 主格
※ g-akv-t:あなたは(物)をもっている(丁寧形)
☞ Aronson p.348 #19
▸ 3人称単数の語尾が ს (s) の動詞なので、上述のように語尾 ს は間接目的語「あなた」の თ (t) に追われて脱落します。
▸ 語順はニュアンスによって変わるので、語順については参考程度にご覧ください。
1. 2 感受者:3人称
☞ エクスプレス p.109/Aronson §7.2 (p.172-), §12.1.2.1 (p.333-)
間接目的語が「私」と「あなた」で、かつ主語が3人称単数のケースについて、目的語マーカーと活用語尾の形を上で見ました。次に、間接目的語が3人称の場合を含め、全人称について概観します。
その前に、動詞の一般的な構成を確認しておきましょう。下の表には要素がごちゃごちゃ並んでいますが、上で見たのは人称接辞(目的語マーカー)と活用語尾です。下の説明には前母音の話が出てきますが、これは語根の前にある母音です。前母音がない動詞もあります。
動詞の主な構成要素
前綴り |
人称接辞 |
語 幹 |
活用語尾 |
人称接辞 |
前母音 |
語 根 |
語幹接尾辞 |
▸ 前綴(つづ)り:文法用語では「動詞接頭辞」といいます。
▸ 語幹接尾辞:「P/FSF」と略すことがあります。
|
〈参考〉Aronson 2.0 (pp.40-41), 表B.1 (p.465)/エクスプレス p.45, p.58
u型とh型
目的語マーカーにはu型とh型の2種類があります。
① u型:間接目的語(感情や知覚の受け手)が3人称単数のときに、前母音が უ (u) になるもの。
② h型:上記以外
以下に、それぞれの形を見ることにします。
① u型
▸ 間接目的語が1・2人称のとき:前母音が უ (u) → ი (i) に変わる
▸ 間接目的語が3人称のとき:前母音は უ (u) *
*注:Aronson §7.2.2 (p.173) では u を含めて目的語マーカーと呼んでいますが、弊サイトではエクスプレス17課の傾向に合わせて u を前母音とします。
1.1項で見た変化形に前母音を入れてまとめると、次のようになります。説明の便宜上、主語は3人称単数とします。
〈3人称単数〉は誰々において〜だ(u型)
- 間
- 単 数
- 複 数
- 1
-
მ-ი-…-ს/ა
m-i-[ ]-s/a
-
გვ-ი-…-ს/ა
gv-i-[ ]-s/a
- 2
-
გ-ი-…-ს/ა
g-i-[ ]-s/a
-
გ-ი-…- /ა-თ
g-i-[ ]-ø/a-t
- 3
-
უ-…-ს/ა
u-[ ]-s/a
-
უ-…- /ა-თ
u-[ ]-ø/a-t
英字凡例:
x:目的語マーカー
i, u:前母音
x:活用語尾
ø:要素なし
— 説 明 —
数字は間接目的語
(感受者)の人称です。
単数・複数の区別は間接目的語
(感受者)の数
(私/私たちにとって等)に対応します。
下線を引いたものは、上記1.1項の「私にとって」と「あなたにとって(丁寧形)」に対応します。
間接目的語が3人称複数のとき
(表の右下)も、複数の語尾
თ (
t) が付いています。2人称複数のときと同様に、活用語尾の
ს (
s) が消えています(
ø)。
② h型
▸ 間接目的語が1・2人称のとき:語幹の変化なし
▸ 間接目的語が3人称のとき:目的語マーカーは後続の音によって ჰ (h), ს (s), なし (ø) のいずれか。ただし、ჰ (h) と ს (s) は省略されることも多く、とくに1人称の主語マーカー ვ (v) と併用されるときは省略されるのが一般的とのこと。☞ エクスプレス p.102/Aronson p.182 注4
1・2人称の目的語マーカーはu型と同じなので、3人称のみを示すと次のようになります。
〈3人称単数〉は誰々において〜だ(h型、間接目的語が3人称)
- 間
- 単 数
- 複 数
- 3
-
ჰ/ს/ø-□-ს/ა
h/s/ø-[ ]-s/a
-
ჰ/ს/ø-□-ø/ა-თ
h/s/ø-[ ]-ø/a-t
▸ ø の記号はその要素がないことを表します。
1. 3 主語マーカー
説明の都合から、上では主語(感情や知覚の源泉)が3人称単数の場合について説明してきました。3人称主語の現在変化は単数と複数が共通なので、残りは主語が1・2人称の場合です。以下に、3つの主語人称の形についてまとめます。
* 1・2人称は単数形と複数形の違いが語尾 თ (t) の有無だけのため、下の表ではまとめて示しています。თ (t) がないのが単数形、あるのが複数形です。
主語の人称による変化
- 主
- 単・複数
- 1
-
ვ-□-ვარ(თ)
v-[ ]-var(t)
- 2
-
□-ხარ(თ)
[ ]-xar(t)
- 3
-
□-ს/ა
[ ]-s/a
マーカーの競合
1.2項では目的語マーカーと活用語尾について概観し、この項では主語マーカーと活用語尾についてまとめました。
主語(感情や知覚をもたらす源泉)と間接目的語(感受者)の組み合わせによっては、両者のマーカーがともに存在することがあります。しかし、そこはうまくできたもので、下に示すような競合ルールが決まっています。
〈競合ルール〉
1.1人称の語頭の主語マーカー ვ (v)+2人称の目的語マーカー გ (g):
→ 2人称の目的語マーカー გ (g) のみ
2.語尾の თ (t)
→ 主語と目的語のマーカーがともに語尾 თ (t) をもつ場合でも1つでいい
3.3人称主語の活用語尾 ს (s)+複数語尾の თ (t)
→ 複数語尾 თ (t) のみ
〈例〉あなたは(物を)もっている გაქვთ (g-a-kv-t) → s が落ちる
〈例〉あなたは(物が)ほしい გინდათ (g-i-nd-a-t) → 残る
〈参考〉エクスプレス p.99/Aronson §7.1.2 (pp.169-170)
主語と目的語のすべての組み合わせについては ☞ エクスプレス p.137
……4類動詞の現在形については以上です。
2.4類動詞の未来形
4類動詞の現在形から未来語幹を作る方法は次のとおりです。
これは1類動詞から2類動詞〔i型〕の未来語幹を作る方法に似ています。4類動詞では前母音が ე (e) になります。
〈4類動詞の未来語幹〉
1. 前母音を ე (e) に変える
2. 語幹接尾辞を ებ (eb) にする
* いずれも、すでにあれば上記に変え、なければ付加する。
|
語 幹 |
前母音 |
語 根 |
語幹接尾辞 |
現在
未来 |
↓
ე (e)
|
そのまま |
↓
ებ (eb)
|
☞ エクスプレス p.114 2項/Aronson §12.1.2.2 (p.336)
— 変化の要点 —
未来語幹は前母音が
e のため、目的語マーカーは〔h型〕のうちのゼロ(マーカーなし)になります。
動詞の変化は2類動詞と同じです。
目的語による変化
主語(感情や知覚の源泉)が3人称単数のときの変化を上記1.2項の要領でまとめたものを下に示します。
〈3人称単数〉は誰々において〜だ(h型ゼロ)
- 間
- 単 数
- 複 数
- 1
-
მ-ე-…-ებ-ა
m-e-[rt.]-eb-a
-
გვ-ე-…-ებ-ა
gv-e-[rt.]-eb-a
- 2
-
-
გ-ე-…-ებ-ა(-თ)
g-e-[rt.]-eb-a(-t)
- 3
-
-
ე-…-ებ-ა(-თ)
e-[rt.]-eb-a(-t)
英字凡例:
x:目的語マーカー
e:前母音
rt.:語根
eb:語根接尾辞
a:活用語尾
— 説 明 —
▸ 2・3人称について、語尾 თ (t) がないのが単数形、あるのが複数形です。
▸ 活用語尾の ა (a) が、主語が3人称単数であることを示しています。
主語による変化
上の表は主語が3人称単数の場合でした(活用語尾が ა (a))。3人称単数を含め、主語による人称変化を以下にまとめます。変化は2類動詞と同じです。
- 主
- 単 数
- 複 数
- 1
-
-
ვ-ე-…-ებ-ი(-თ)
v-e-[rt.]-eb-i(-t)
- 2
-
-
ე-…-ებ-ი(-თ)
e-[rt.]-eb-i(-t)
- 3
-
ე-…-ებ-ა
e-[rt.]-eb-a
-
単数と同じ? *
*注:エクスプレス p.173の表も、Aronson p.336の例も、3人称主語のときの変化形が単複同形になっています。しかし、明確な説明が見当たりません。ここでは「?」をつけて疑問のまま残しておきます。
英字凡例:
v, t:主語マーカー
e:前母音
rt.:語根
eb:語根接尾辞
i, a:活用語尾
— 説 明 —
▸ 1・2人称について、語尾 თ (t) がないのが単数形、あるのが複数形です。
▸ 主語マーカーと目的語マーカーの競合については、現在形の項で説明したルールが同じように適用されます。
3.4類動詞の例
代表的な4類動詞をいくつかリストアップします。
変化形をあれこれ載せると煩雑になるため、3人称主語における代表的な現在形のみを示します。「あなた」の形は丁寧形(文法的にいえば2人称複数形)です。全体の一覧は最後の「好き」について載せています。「変化を表示する」をクリックしてください。
〈参考〉エクスプレス 17〜19課/Aronson §12, 語彙欄 (p.354-p.355) など
▸ 注の nom. は主格を、dat. は与格を表します。
所有・存在(物)
〈間〉は〈主〉をもっている、〈間〉には〈主〉がある:
ა-
ქვ-
ს (a-kv-s) ▼表示する
私は(物を)もっている მ-ა-ქვ-ს m-a-kv-s
あなたは(物を)もっている გ-ა-ქვ-თ g-a-kv-t
▸ 対象が物のときに使います。
▸ 店などで商品の有無をいうときにも使います。
存在(人)
〈間〉には〈主〉がいる:
ჰ-
ყავ-
ს (h-q'av-s) ▼表示する
私には(人が)いる მ-ყავ-ს m-q'av-s
あなたには(人が)いる გ-ყავ-თ g-q'av-t
彼・彼女には(人が)いる ჰ-ყავ-ს h-q'av-s
彼ら etc. には(人が)いるჰ-ყავ-თ h-q'av-t
▸ 対象が人のときに使います。
〈例〉私には弟が1人いる ☞ Aronson p.348, #2
ერთი უმცროსი ძმა მყავს.
erti umTSros-i DZma m-q'av-s
※ umTSros-i DZma:弟
ほしい
〈間〉は〈主〉がほしい:
უ-
ნდ-
ა (u-nd-a) ▼表示する
私は(物が)ほしい მ-ი-ნდ-ა m-i-nd-a
あなたは(物が)ほしい გ-ი-ნდ-ა-თ g-i-nd-a-t
▸ ほしい対象が主格なので楽ですね。
名前
〈間〉の名前は〈主〉という:
ჰ-
ქვი-
ა (h-kvi-a) ▼表示する
私は名前を〜という მ-ქვი-ა m-kvi-a
あなたは名前を〜という გ-ქვი-ა-თ g-kvi-a-t
彼・彼女・それは…… ჰ-ქვი-ა h-kvi-a
〈例〉このミネラルウォーターは「ボルジョミ」という ☞ Aronson p.348, #12
ამ მინერალურ წყალს "ბორჯომი" ჰქვია.
am mineralur TS'q'al-s borjomi h-kvi-a
※ am (dat.) < es:この
※ TS'q'al-s (dat.) < TS'q'al-i:水
体の状態
私はおなかがすいている მ-ში-ა (m-SHi-a)
〈間〉はのどが渇いた:
ს-
წყურ-
ი-
ა ▼表示する
私はのどが渇いている მ-წყურ-ი-ა (m-TS'q'ur-i-a)
〈間〉は眠っている:
ს-
ძინ-
ავ-
ს ▼表示する
私は眠っている მ-ძინ-ავ-ს (m-DZin-av-s)
私は暑い მ-ცხელ-ა (m-TS KHel-a)
痛む
〈間〉は〈主〉が痛い:
ს-
ტკივ-
ა ▼表示する
私は(部位が)痛い მ-ტკივ-ა m-t'k'iv-a
〈例〉私は頭が痛い ☞ エクスプレス p.113
თავი მტკივა.
tav-i m-t'k'iv-a
※ tav-i (nom.):頭
〈間=1単〉私は〜が好きだ
-
君が:
მ-ი-ყვარ-ხარ
m-i-q'var-KHar
-
あなたが(丁寧形):
მ-ი-ყვარ-ხარ-თ
m-i-q'var-KHar-t
-
彼・彼女 etc. が:
მ-ი-ყვარ-ს
m-i-q'var-s
〈間=1複〉私たちは〜が好きだ
-
君が:
გვ-ი-ყვარ-ხარ
gv-i-q'var-KHar
-
あなたが(丁寧形):
გვ-ი-ყვარ-ხარ-თ
gv-i-q'var-KHar-t
-
彼・彼女 etc. が:
გვ-ი-ყვარ-ს
gv-i-q'var-s
〈間=2単〉君は〜が好きだ
-
私が:
გ-ი-ყვარ-ვარ
g-i-q'var-var
-
彼・彼女 etc. が:
გ-ი-ყვარ-ს
g-i-q'var-s
-
私たちが:
გ-ი-ყვარ-ვარ-თ
g-i-q'var-var-t
〈間=2複〉あなたは〜が好きだ
-
私/私たちが:
გ-ი-ყვარ-ვარ-თ
g-i-q'var-var-t
-
彼・彼女 etc. が:
გ-ი-ყვარ-თ
g-i-q'var-t
〈間=3単〉彼・彼女・それは〜が好きだ
-
私が:
ვ-უ-ყვარ-ვარ
v-u-q'var-var
-
君が:
უ-ყვარ-ხარ
u-q'var-KHar
-
彼・彼女・彼ら etc. が:
უ-ყვარ-ს
u-q'var-s
-
私たちが:
ვ-უ-ყვარ-ვარ-თ
v-u-q'var-var-t
-
あなたが(丁寧形):
უ-ყვარ-ხარ-თ
u-q'var-KHar-t
〈間=3複〉彼ら・それらは〜が好きだ
▸ 主語が1・2人称のときは、目的語が3人称単数のときと同じ。
-
彼・彼女・彼ら etc. が:
უ-ყვარ-თ
u-q'var-t
〈参考〉エクスプレス p.137/Aronson p.335